米軍、英空軍基地から全爆撃機を撤収
テロ計画疑惑で基地周辺で逮捕された男性たちとは関係なし。米国防総省は必要に応じて資産を再配置していると説明した。英首相はイランの関与を示唆している。

アメリカ軍は4日、イギリスのフェアフォード空軍基地から全ての爆撃機を撤収させた。アメリカ国務省当局者は同日の声明で、基地から全ての爆撃機をアメリカ国内の基地に戻したことを認めた。
この決定は、9月27日にフェアフォード空軍基地の近くで3台の「不審車両」が発見され、男性5人が現場で逮捕された「重大事態」を受けてのものである。男性5人はテロ行為準備の容疑などで逮捕されたが、翌日には保釈された。
10月1日には6人目の男性がテロ行為準備の疑いで逮捕された後、保釈された。警察はこの6人目の男性について、イギリスとイランの二重国籍者だと発表している。
イギリスの首相アンディ・バーナムは9月30日、イランが事件に関与した「有力なしるし」があると発言したが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。イラン政府は関与を強く否定している。
フェアフォード空軍基地は、数十年にわたりアメリカ空軍の前線作戦拠点として使用されてきた。アメリカの要請を受け、イギリス政府はイランに対する防衛攻撃のための同基地使用を承認。それを受け、同基地から中東に向けて米軍の爆撃機が発進している。
アメリカのマルコ・ルビオ国務長官は9月28日、フェアフォード空軍基地での事件には明らかに「外国の行為者」が関与していたと述べた。
この問題は日本にも無関係ではない。実際、米空軍三沢基地所属のF-16戦闘機も中東に展開し、対イラン作戦に投入されたと報じられている。警察庁は開戦直後の3月、全国の米軍基地などの警備強化を指示した。日本への具体的な攻撃計画は確認されていないが、在日米軍基地が対イラン作戦で担う役割によって、狙われるリスクは変わり得る。
Key facts
- アメリカ軍がイギリスのフェアフォード空軍基地から全ての爆撃機を撤収
- テロ計画疑惑で基地周辺で逮捕された男性たちとは関係なし
- イギリスの首相がイランの関与を示唆
- 在日米軍基地が対イラン作戦で担う役割によって、狙われるリスクは変わり得る
Three perspectives
Neutral
この事件は、海外での米軍の作戦と基地所在国の安全が切り離せないことを示している。日本も在日米軍基地の警備強化を続ける必要がある。米軍の爆撃機撤収の理由については、米国防総省が必要に応じて資産を再配置していると説明している。
Positive
この決定は、テロ計画に対する米軍の警戒態勢の高まりを示唆している。イギリスとアメリカの協力関係が強化される可能性がある。
Negative
この事件は、在日米軍基地が対イラン作戦で担う役割によって、狙われるリスクが高まる可能性がある。日本政府は在日米軍基地の警備強化を続ける必要がある。
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